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そうか! [総合]

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午前中、師匠の時間が空いていたので練習につきあってもらいました。

昨日の夕方も50分ほど稽古をつけてもらったんですが・・・。

昨日と別人のようだ!と誉めてもらいました。

不思議なんですが、前日の練習でできなかったことが、次の時にできるようになっていたり、言葉では何度も言われながらできなかったことがある日できたり、できなくてもその言葉の意味がわかったり・・・。

相手がいなければできない練習なので、自主練でどうにかなるというものではないんですが・・・。

身体が覚えるのでしょうか?

頭で理解しただけでは無理だと思うのですが、筋肉の細胞一つひとつが動きを理解してまとまってくるような感じがします。


技を使う域に入ってきた、と言われました。

とりあえずがむしゃらに動くのではなく、相手のスキを見つけようとしたり、入ってくる力の強さや方向を考えるようになり、技も使えるようになってきたようです。

ますます面白くなってきました。


そして、相手がいるからこそ確認でき、見えてくる自分。

鏡に映し出される姿を見るように、自分が出す拳と返ってくる拳で確認できる自分。

それでいい、今の出し方でいい、と認められることでさらに一歩が踏み出せる・・・。

これらはカウンセリングをする時の受容・共感と同じ・・・やっぱり武術はカウンセリングです。


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私はここにいる [総合]

昨日、いつもの武術練習に行きました。

「歩く練習するよ!」

師匠に両手を抑えられると、前進しようとしても全く動けません。

逆に前進してくる師匠は、全力で止めようとしても止められない。

両手を出し、右足、左足、一歩ずつ試行錯誤。

右足だと一歩出られたと思っても、左足に踏み替えるとだめ。

試行錯誤。

そのうち、何かがカチッとハマったように、ようやくできなかった一歩が踏み出せる・・・。

「そう!それ!それだよ!やったね!」という師匠の言葉。

自分の軸が定まった瞬間でした。


自分の軸が定まると、どこへどう動いても揺るがない。それが「私はここにいる」ということなんだよ。


「私が私であること」と「私はここにいる」。

自分をしっかり保って地に足をつけ、今を生きることに繋がります。

武術はカウンセリング・・・たった15分ほどの練習でしたが、ものすごく大切なことを教えてもらいました。


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すべては必然? [総合]

私の、人と距離を保った生き方のことを書きました。

自分の成育史を振り返ると、一人っ子で4人の大人に囲まれて育ったこととか、その中からいきなり同年代の子ばかりの幼稚園に入って(おそらく)どうしていいかわからなったこととか、いくら先生や大人からのウケが良くてもクラスの仲間の中に居場所をつくっておかないと生き抜けないこととか、いろいろ浮かんできます。

私はよく家人から、物事に優先順位をつけていない、自分の好きなこと、やりたいことを優先させて勝手だ、と言われます。

確かにそうだと思います。

周り(家族以外)からの評価と裏腹に、自分はかなり子どもっぽい、ジコチュウな性格だとも思います。

仕事の面などではそれを隠していますから、結構デキル人なんていう評価もいただいてしまいます・・・。


だから・・・グレート・マザーそのものの母親のもと、自分を抑え、エネルギーを低下させて生きてこなかったら、どこに行っていたか・・・それはそれで別な人生だったかもしれませんが、少なくとも今の出会いには繋がっていなかったかもしれません。

もし別なタイプの人と一緒になっていたら・・・もっとルーズな人とか、もっとお酒の好きな人とか、もっと自分のことを優先させる人とか・・・私の抑制はきかなかったかもしれません。

自分がひとり暮らしをしていたら、と思うと・・・おそらく部屋は散らかり放題、食生活はいいかげん・・・そう考えると今の家族と暮らしているからこそ、私も少しは主婦らしいことをしているわけです。

すべては必然、人生に無駄なものはない・・・。

でも、もしかしたら私は、心に爆弾を抱えて生きているかもしれません。
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距離・ディスタンス [総合]

思えば私は、常に人と一定の距離を置いたつきあいをしてきたように思います。

必要以上に踏み込まず、踏み込まれないように距離を保ち・・・。

拒絶されてもショックが大きくないように、あまり深入りせず・・・。

自分が傷つかないように、人と深い関わりを持とうとしない・・・と、よく言われる最近の若い人たちと似ているかもしれません。

恋愛にしても、何かに関わるにしても、いつでも逃げられるよう、本当の深い部分で関わろうとしない・・・。


いつの頃からこういう生き方を選んだのか・・・中学・高校の頃もそうだったかも知れません。

だから、別にいいかげんにやっているわけではありませんが(むしろ私は、物事に真摯に取り組み、責任感がある、と思われてきています)、全力を尽くして何かに取り組んだとか、燃え尽きるまで何かをがんばった、とかいう経験がありません。

人に甘えず、相談せず・・・自分のことは自分で守らなければ、誰が守ってくれるわけでもない。

ある意味、人を本当に信頼してはいないのかもしれません。

私のことを本気で心配し、心底心にかけて想ってくれる人はいない・・・。

成育史のどこかで、おそらく親から言われたことや、親のさまをみて、こんな生き方を選んだのでしょう。

別に寂しいわけでもありません。


でも、それを修正できる出会いも、もしかしたらあるような気がします。

それに出会えたら、最高です。
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私が私であること・・・ [総合]

ここ最近ハマっている中国武術。

世間でイメージされるカンフーのようなハードなものではありませんが(いや、結構ハードなところもあるかも)、今の私には、いちばんのストレス解消源になっています。

以前に書いたような気もしますが、元々中国武術に興味はあった私。

少林寺拳法をやりたくて、ネットが今ほどポピュラーでなかった頃電話帳で道場を探したことも・・・。

時間や場所が合わなくて結局習うことは叶わず、何もしないまま年月だけは過ぎて、今更カンフーができるわけもないし・・・と悶々としながら。

「太極拳」という言葉はNPOの仲間からもたびたび聞いていたけれど、私の頭の中ではまだ中国武術と結びつかず、公園でジジババがゆ~ったりやっているイメージで、興味はほとんどわかず。

ところが、3年ほど前に、友人が太極拳を始めたといい、その先生が中国武術の達人だと言う・・・。

ようやく習いに行く時間を作り、週に1回の太極拳教室に通うようになって出会ったのがA先生でした。

習うのは気功と、基本の24式太極拳ですが、どこか一味違う雰囲気・・・。

そして私のアンテナの感度はどんどん上がり、もう一人の師に出会うことになります。

この詳細はまだ書けませんが、その師から時折発せられる言葉が、心にずしんと響くことがあります。

たとえば、武術をやっていて、最終的な力は自分の中から出るものである。

また、自分を解き放て!その時に自分の中の力が出せる・・・。

そんな言葉をいくつか反芻しているうちに思い至ったのは・・・武術をやっている時は、妻でもない、母でもない、娘でもない、そして仕事や何かの役割をしている時の自分でもない、「私が私でいられる」貴重な時間かもしれない・・・ということでした。

師に向かって拳を出し、はたかれ、出された拳を止め、ひたすら繰り返すまさにカンフー。

この年になってまさかこんなことができるようになるとは、数年前には思ってもいなかったし、この年になっても身体を進化させられる・・・。

そしてこの出会いが、早すぎたのでも、遅すぎたのでもない、まさにふさわしい時の出会いであったに違いないという確信。

私が私でいられるこの貴重な時を大切に、できるだけ長く続けたいものです。

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子別れの儀式 [総合]

野生の動物には、子別れの儀式というものがあります。

子どもが成長して一人立ちするとき、親はこれまでの包みこみ、守り続けてきた慈しみとは手のひらを返したように、突き離し、時には攻撃すらして子どもを自分のそばから追いやります。

それが種族を守るための本能でもあるわけです。


これに似たことが人間でもあるのだなぁ・・・と友人の話を聞いて思いました。

息子たちを深い愛情で包み、細やかに守り育て、良き母であることを何よりのアイデンティティとしてきた友人。

その息子たちがそれぞれに自立の時を迎え、家を出ることになったとき、彼女は最後の一か月をこころゆくまで「母」をしました。

その間、いつになく言い合いもあったとか。

そして送りだした後、すっぱりと心の切り替えができ、気がつくとこれまで「お父さん」と呼んでいた夫に、「あなた」と呼びかけていたそうです。


全力、全霊で心をこめてやり尽くしたということかもしれません。

ここまで想いを込めて子育てをやり遂げた友を尊敬します。

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失ってわかるもの・・・ [総合]

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人生の先輩とお話をしました。

57年連れ添った旦那さまを亡くされて2年。

長い道のりを共にして、今思うと自分の一番の理解者、同志だった、とおっしゃいます。

子どもは子どもで可愛いし、大切だけど、一番わかってくれていたのは夫だった・・・。

子どもはやはり親を離れてそれぞれに生きていくもの。

その後も人生を共にしていくのは夫。

何かを話してもたいした返事が返ってくるわけではなかった・・・。

一緒にいた時はわからなかったけど、亡くしてわかることもある。


夫婦ってそういうものなんでしょうね。

今を大切に、縁あって出会い人生を共にすることになったパートナーを大切に・・・。

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トウモロコシは黄色いか? [総合]

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おすそわけでいただいたトウモロコシ・・・真っ黒です。

トウモロコシと言えば黄色いもの、と思い込んでいたのでビックリです。

こういう種類らしいですが、食べた感じも普通のトウモロコシとは大違い。

甘みは少なく、モチモチしているけれどしっかりした歯ごたえ・・・たくましい感じです。


黒いトウモロコシだけでなく、皮が真っ黒なスイカも最近はあります。

あるものに対して「こう」と決めつけていると、根底から覆されてビックリします。

これを受け入れられるか、受け入れられないか・・・。

トウモロコシは黄色いもの、黄色くなくちゃだめ!と思うか、黒いトウモロコシなんて面白い!食べてみよう!と思えるか・・・。

そんなのどうでもいいようですが、案外ストレスに直面した時に通じるかもしれませんよ。

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ストレス解消! [総合]

劇団☆新感線の、≪薔薇とサムライ≫を観てきました。

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エンターテインメントとしての演劇は、やはりカタルシスあってこそ、と思うのですが、その点新感線はいつも期待通り、スカッとさせてくれます。

今回は古田新太の石川五右衛門と、天海祐希の女海賊、和洋折衷のストーリーは荒唐無稽ながら、だからこそ文句なしに楽しめる。

効果音入りのチャンバラ乱闘シーンにヘビメタ、活き活きと演じる客演の俳優さんたちは普段の舞台やドラマとも違う面を見せてくれます。

それにしても天海さん、カッコいい!

威勢の良い啖呵に、切れのいい立ち回り。

女はやっぱり男前がいい!

日頃のイライラ、モヤモヤを代わりに吹き飛ばし、殴りたい相手を代わりに殴ってもらった感じ(どれだけストレス溜めてるんだろ…)。


舞台でも映画でも、観ながら登場人物の成育史や防衛機制、アイデンティティーを考えてしまうのは職業病みたいなもの・・・。

今回も女海賊のアイデンティティーをとても興味深く観ました。

しか~し!それ以上にストレス解消効果は抜群!

人間やっぱり、いろいろな形でガス抜きは必要です。

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グレーゾーンを広げる [総合]

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0か100、白か黒、どちらかにしか決められないと、生きにくくなってしまいます。

子どものうちはそれで済んでも、大人になるにつれ、あきらめることを覚えたり、妥協したり、手放したりしながら、まぁいいか、と折り合いをつけられるグレーゾーンができてきます。

でも、大人になってもそのグレーゾーンが狭いと、周りと摩擦があったり、妥協できなくて辛い思いをしたり、結果的に社会にうまく適応できないこともあったりします。

生真面目でストレートな人、物事に真剣に取り組む人こそ、こんな思いをすることが多いのは皮肉なことです。


いいかげんな人はかえってこんな思いはしません。

だから、ある意味「好い加減さ」を覚えて、「ねばならない」をゆるめ、グレーゾーンを広げていくことが、健康のもとだったりします。

たとえば掃除をするのも、一気に全部きれいにして疲れ果ててしまうのではなく、今日はここまでにしておこう、と途中までにしたり。

完璧に仕上げられれば越したことはないけれど、今日はここまでできたからまぁいいか、と折り合いをつけたり。

時にはどうしてもできない、力量以上のことに執着するのではなく、あきらめるというよりは手放したり・・・。


そんな風にできるようになると、生きることがもう少し楽に、楽しくなるかもしれません。

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私は・・・ [総合]

高校生くらいの頃か・・・占いだか何かで、自分の性格には怠け者の要素がある、というのが出て軽くショックだったことを思い出しました。

その頃の私は、真面目だけが取り柄(?)、学校の理念も勤勉・努力、母親から言われることも「ちゃんとしなさい」・・・でもどこかで違和感は感じていたような気がします。

そんな中で突き付けられた「怠け者」・・・もしかしたらズバリ言い当てられた後ろめたさだったのか・・・。


ところが大学に入って、好い加減(良い意味での)な人がたくさん、いやむしろオタッキーでいいかげんな人ばかりと付き合ううちに私は解放されていったようです。

今や私は正真正銘の怠け者。

好きなことならがんばれるけど、やりたくないことはなかなか・・・。

嫌いな言葉は努力と根性・・・そう堂々と言えるようになりました。


そういえば、シベリアンハスキーを飼いたくて調べていたとき見つけた説明の中に「性格:辛いことや苦しいことが嫌い・・・」とありました。

よく犬が飼い主に似る、と言われますが、実は飼い主が無意識のうちに犬の中に自分と似た部分を見て選んでいるとも・・・やはり私もハスキーの中に自分と似たところを見ていたのかもしれませんね。

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どう解釈する?・・・おみくじあれこれ [総合]

ここ数年の恒例、元日に隣の大きなお寺に初詣。

娘がおみくじを引きました(箱に入った、折りたたまれたもの)。

8番・中吉・・・家に帰って去年のを見ると(娘はなぜか保存してあった・・・)、なんと、まったく同じ!

去年も8番・中吉。書いてある文面が全く同じ。

箱の中にどれほどのおみくじが入っていたのかわかりませんが、2年連続同じおみくじを引くのはどのくらいの確率なのでしょう?

これをどう解釈するか?

去年の出来事と重ねて、同じおみくじを引いたから今年も同じようなものか、と解釈するか?

2年連続同じのを引くなんてめったにないことだからすごくラッキー!と解釈するか?

信仰心の篤い人なら天からのメッセージ、ととらえるかもしれません。

どうせなら明るく解釈したいものです。


ちなみにおみくじの確率をいろいろ調べていたら面白いこともわかりました(http://www.news.janjan.jp/special/0612/0611013897/1.php)。

全国の神社仏閣のおみくじのシェア7割を占めるのは、山口県にある≪女子道社≫(http://www.kanko-shunan.com/saihakken/josidousha.html)というところで製造しているものだそうです。

また、浅草寺のおみくじは大吉17%、吉35%、小吉4%、末吉6%、末小吉3%、凶30%で、凶を引く確率が高いことで有名だとか・・・。

そして、娘が引いたのと同じバージョン(?)のおみくじを全部紹介しているブログも発見(http://kamegeki.seesaa.net/article/38746224.html)。

ありがたみが薄れるような気もしますが・・・。

たかがおみくじ、されどおみくじですが、とらわれすぎず、明るい解釈で楽しみたいものです。

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タグ:おみくじ
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本当の私…? [総合]

あなたの顔を見るとホッとするわ・・・。

ちょっと怖そうでとっつきにくい・・・。

正反対のようですが、どちらも私に対して言われることです。


若いころは、何考えてるんだかわからない・・・と言われたこともあるし、小学生のころに至っては、もっと積極的に、とか、喜怒哀楽をもっと出しましょう、と通知表にかかれるのが常でした。

そうかと思えば、竹を割ったようなさっぱりした性格、と言われたこともあるし、優しそう、と言われたことも…。


どれかひとつが本当の私、ということではなく、すべてが本当の私。

その時々でいろいろな面を見せているだけ、すべて自分の中に持っている面です。

そして、これは他人に見えている面でもあります。

自分がどう見えているか、どう見せたいか・見られたいか…。

こんな風に見られているのは嫌だ、と思うこともあるかもしれないし、こんな風に見られていたのか、と意外な発見もあるかもしれないし。

セルフ・イメージには周りからの言葉で作り上げてきたものも、自分が理想とするものもあります。


どんな風に見えているのか、どんな風に見せたいか、楽しめると良いと思います。

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それがまずい… [総合]

先ほど「サザエさん」を見ていたら、「 好事、魔多し」というのが出てきました。

< 物事がうまく進んでいる時ほど、意外なところに落とし穴があるという意味>で、伊佐坂先生から締切よりも原稿をはやくもらえたノリスケさんを、波平さんが「好事、魔多し、というからきをつけなさい」とたしなめ、ノリスケさんは案の定、原稿をタクシーに置き忘れてしまうのですが・・・。

最終的に原稿は戻ってきて、めでたし、めでたしで終わりますが、このように、良いことがあっても、「こんなにいいことがあるなんて、次には悪いことが起こるんじゃないか」とか、「いいことがあっても有頂天になってはいけない」とか、心にブレーキをかけてしまうことは、自分の幸福にもブレーキをかけているのです。

確かに、ノリスケさんのように原稿をなくさない注意は必要ですが、それと、早く原稿をもらえたことを素直に喜ぶことは別物です。

また、ノリスケさんは、波平さんの「好事魔多しだから気をつけよ」という言葉にとらわれてしまっています。

この言葉を聞いた時点でノリスケさんの脳は「そうだ、はしゃいではいけない、失敗したら大変だ、原稿をなくしてはいけない」という考えにとりつかれ、「なくしたらどうしよう、どうしよう・・・」という無意識の不安が、かえって脳を「原稿をなくす」という行動に導いてしまいます。

サザエさんをそんなこと考えながら見てるのか、と突っ込まれそうですが、これは心理学的に当然の流れです。



いいことがあったら素直に喜ぶ、失敗したらどうしようなどと起こってもいないことに不安にならない。

これ、人生を楽しむためには大事です。

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甘いものはお好き? [総合]

このところちょっと気になっていたのが、「甘いものと心の関係」。

いつの頃頭のアンテナに引っかかったのか、定かではありませんが、「甘いものの摂り過ぎは心の問題には良くない・・・」という情報が私の頭にはありました。

時間があったので少し真剣に調べてみたら・・・やはりそうでした。


よく「疲れたら甘いものがほしくなる」と言われます。

確かに一理あり、疲れたときの甘いものは効果的です。

しかし・・・「機能性低血糖」(http://www.tei-kettou.com/kinou/)(http://www.clinic-hygeia.jp/blog/cat28/_1.html)というものがあるそうです。

今の世の中は、どこへ行っても甘いものにあふれています。

ペットボトルの飲み物、ケーキ、スナック菓子・・・コンビニで手軽に買える甘いものがたくさん!

甘いものを摂ると血糖値が上がるので、それを下げようとしてインスリンが分泌され血糖値は下がる(インスリンの分泌がうまくいかなくてこの調節ができないのが糖尿病)。

血糖値が急激に下がると、上げようとしてアドレナリンやノルアドレナリンなど血糖値を上げるホルモンが分泌され、同時に再び血糖値を上げようと身体が甘いものを要求する。

甘いものを摂ると・・・と、このサイクルが繰り返されるそうです。

甘いものもほどほどなら良いのですが、常に甘いものが手放せないとか、ペットボトルの甘いものをたくさん飲む、などは注意が必要なようです。

なぜこれが心の問題に関わってくるか・・・。

血糖値を上げようとするアドレナリンは、交感神経を興奮した状態にし、マイナス作用としては動悸がしたり、不安や頭痛の元にもなります。

一方ノルアドレナリンは不安な気持ちやネガティブな気持ちを引き起こしやすい・・・。

また、糖分を分解するために、ビタミンB群が使われます。

このビタミンB群は、精神の安定をつかさどる神経伝達物質であるセロトニン合成に必要なので、VB群が不足するということは、セロトニン不足にもつながり、心の不安定にも繋がってくる・・・。

したがって、低血糖から心が不安定な、イライラや不安やパニック障害的な症状が起こってくることもある。

とても簡単にまとめるとこういうことのようです。

ではどうすれば良いのか・・・。

まず甘いもの(炭水化物も含めて糖分・・・特に精製された糖)を摂り過ぎない。

タンパク質、VB群を多く摂る。

つまりは玄米、全粒粉のパン、砂糖なら黒砂糖や三温糖、赤身の肉や魚、豆類(特に大豆)、ゴマ、新鮮な野菜・・・などなど、要するにバランスの良い食事が大切、ということに尽きるようです。

食事を大切にすることの重要性・・・見直さなければ・・・と思いました。

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