喜怒哀楽 [総合]
昨日朝、なんとなくテレビをつけたらNHKで「課外授業~ようこそ先輩」という番組をやっていました。
著名人が母校(?)を訪れて授業をするのですが、この日は作家の志茂田景樹さんが小学校に来ていました。
最近の小学生は喜怒哀楽が表現できない・・・というところから、2日間にわたって6年生に感情を表現することを教えていくのですが、なかなか面白く、惹きこまれて最後まで見てしまいました。
今までに我慢してしまった感情はあるか・・・という問いに、喜びや楽しさは結構表現できていても、怒りや哀しさは我慢してしまうと傾向が見られます。
特に哀しさは、泣くと笑われるとか、何か言われるのではないか、と周りを気にしてしまったり・・・。
小学校の低学年までは比較的感情を素直に出せるのに、学年が上がるにつれ、我慢してしまうことも多くなるということでした。
今まで我慢してしまった怒りを、みんなの前で表現してみるといったワークもありました。
印象的だったのは、家でお父さんやお母さんなど大人の人に泣いた体験を話してもらい、作文にしてくるという部分。
小学生よりもむしろ大人のほうがよく泣く、というわけで大人の話を聞くのですが、我が子の身体を心配して話しながらも涙ぐむお母さんとそれを聞いている男の子。
お父さんから子どもの頃可愛がっていた犬が死んだ話を聞き、それを作文にしてみんなの前で読み上げながら自分も泣いてしまった男の子・・・。
みんないい涙でした。
泣くことで周りにも感情がしっかりと伝わり、思いを共有できるということに子ども達も気づいたようでした。
感情を表現することは本当に大事なことです。
抑えてばかりだと、自分がどう感じているのかもわからなくなり、他者の感情にも気づけなくなってしまいます。
番組を見ながら思い出したのは・・・小中学生の頃、通知表によく 「もっと喜怒哀楽を出しましょう」 と書かれたことでした。
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昔、テレビで日本人、外人とホラー映画を見せて、その後で面接をするという実験がありました。
外人は不快な表情を隠すことなく話し、日本人は笑顔で応対していました。そのことをふと思い出してしまいました。
感情表現は言葉で伝わらないものをあらわしてくれるものですよね。それゆえに周りに気を使い、大人になるとがまんするのでしょうか。よく、「なんだ、その顔は!!」なんて言う人もいますし。
by タケ (2007-02-18 17:05)
私も見ましたよ!印象的でなかなか味のある話でした。大人のほうが子供より泣くというところがよかったですね。
by 八王子の森 (2007-02-18 17:23)
タケさん、本当は不快だったり腹が立ったりしているのに笑いながら話す・・・だから日本人は不気味だ、と言われるのでしょうね。やっぱり喜怒哀楽を素直に表現できる方が人生は豊かになると思います。「なんだ、その顔は!」と言われるような思いをしているのは事実ですものね。
八王子の森さん、なかなか良い内容でしたよね!志茂田景樹の作品は若い頃読んだことがありますが、そこから想像のつかない良い授業。年とってあんな良いキャラクターになるとは思ってもいませんでした。
小学校高学年くらいになるとむしろ周りを気にして泣けなくなるんですね・・・。
by michaela (2007-02-18 21:28)
たしかに最近の若い人たち、喜怒哀楽の表し方がとても下手だと思います。ギリギリのところでの表現のようで、ゆとりがまったくないようです。ちょっと怖いって感じることがあります。
by (2007-02-19 13:47)
cocoa051さん、ギリギリのところでの表現が「キレル」ことに繋がるのでしょうね。上手く小出しに表現していれば乗り越えられるところをギリギリまで抑えてしまうから爆発・・・確かに怖いですね。
by michaela (2007-02-19 20:59)
先週は矢野顕子さんだったんですよ。
やっぱ只者ではなかった!
by グラマム (2007-02-21 20:54)
グラマムさん、見逃してしまいました。
矢野顕子では面白かったでしょうね!
by michaela (2007-02-22 17:19)