私たちに何ができるのか? [その他]
今日はバレンタインデーです。
世の中はチョコを贈るとか、贈らないとか、義理チョコだとかと盛り上がっていますが、その対極にあるようなお話を紹介します。
私のお友達のお嬢さんは今、南米のコロンビアのNGOで働いています。
娘さんを遠い海外に出しているお母さんの気持ちは、同じく子ども(私の場合は息子ですが)が海外で暮らす身としては痛いほどわかります。
それ以上に、娘さんの日々の体験をしっかりと受けとめている姿勢には感動します。
コロンビアでの娘さんの体験がブログに綴られていますので紹介します。
日本でぬくぬくと暮らしていると見えないことを、娘さんは痛みと共に日々感じ取り、成長の糧にしているように思います。
貧しさとは?豊かさとは?
日本は本当に豊かなのか?
私たちには何ができるのか?
ぜひお読みください。
http://ameblo.jp/kiki82/entry-10025358776.html
この話のその後として、別なところに娘さんのコメントが載っていますので、引用します。
「今回の事を通して、私は一つ学んだ事がありました。
人が貧困に陥ったとき、本当に必要な物はパンではなく、隣にいてくれる大切な人なんだと。
始め、ジュデイー(彼女の彼女)が私に嫉妬しているという話をきいた時、正直笑い事だと思っていました。
私はレズビアンではない上に、外国人で、それも彼女をメイドとして雇っている家に住まわせてもらっているだけの私。
彼女(ジュデイー)から、自分が働くので、アデイエラを退職させると聞いたときは、こんな心の狭い彼女でいいのかと思いました。
彼女の仕事はメイドでも、今までよりも、ずっといい待遇の職種で働いており、それを嫉妬、それも幼稚な嫉妬で辞めさせようとするとは。
私だったら、彼氏が自分のやりたい事を尊重せずに自分の近くにいろと言われると、何て心の狭い人なんだろう。と思ってしまったと思います。
けれども、こう私が思えるのは、食べるパンがあり、そのパンを買うお金を作る為の仕事もあり、そして、離れていても自分を見守ってくれている人がいる事で、自分がやりたいことだけを考え、生きる事が出来るのだと。
けれど彼女にとっては、仕事は家族を守る為のものであり、その家族の誰かが不快な思いをし、傷つけてまで仕事をする価値はないのでしょう。
たとえそれで物が食べられなくなったとしても。
私は、この情況に対して、それほど悲観的になってはいません。悩んでもいません。むしろ良かったと思います。
私が思うに、本当の貧困は、自分に選択の権利が無い事だと思います。
どれだけお金を持っていても、自分が好きな人と一緒にいる時間がない。
やりたい事ができない。
お金がなくても、自分と一緒にいたい人といる事を自ら選んだというのは、無理に働かされるよりも、幸せな事だと思います。
勿論、お金があれば、食べたいものをより沢山食べる事が出来、いきたい所に沢山行く事ができ、自分の選択の幅が広がります。
しかし今回、彼女が選択した行いは自らの意志で決定し、自分で下した判断なので、私は尊重しています。
彼女は人がいいし、料理も上手なので、必要となれば仕事も見つかると思います。
長々とかいてすみません。それも生意気に。
今回の経験は本当に良い経験です。
この経験の切っ掛けを下さった、そして何時も見守ってくれている両親に感謝しています。 」
単に同情や感傷に陥ることなく、さまざまなことを考えている彼女の活躍を祈ります。
そして彼女が関わる人たち、アディエラやジュディーや子ども達のためにも祈ります。
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