故郷(ふるさと) [その他]
子どもの頃、夏休みなどに友達が「お父さんの田舎に行く」とか「田舎のおばあちゃんのところに行った」などと話すのをちょっとうらやましいような、仲間に入れないような気持ちで聞いていました。
私は生まれも育ちも今住んでいるここ、横浜です(生まれたのは正確には東京の病院ですが・・・)。
両親とも、その親達がいわゆる田舎から出てきてしまっていたので、「帰る」という感覚のところがありませんでした。
ですから「田舎に行く」などという言葉が身近になかったわけです。
しいて言えば、母方の親戚が住んでいた海辺のC市が私にとっては「田舎」の感覚に近かったかもしれません。
母は東京で生まれ、戦争中に横浜に越してきたので気持ちは常に東京に向いているようで、いまだにそうです。
それに対して私は、生まれも育ちも横浜、今住んでいるここが私の根を下ろしているところ、という感覚があります。
でもそれは「故郷」「田舎」とはちょっと違う感覚です。
自分自身が根ざしているつもりのところが、母の口からは「いなか(故郷の意味ではなく、都会ではないという意味の・・・)」とか、「自分が住むべきところはもっと違うところ」のような雰囲気で語られるのは、ちょっと複雑なものがあります。
そんなところが、私が育ってくる中でいろいろなものに対して「懐かしさ」という感覚を希薄にしてきたかもしれません。
よく同世代の人同士で語られる共通の思い出や話題・・・わぁ~懐かしい!という感覚が私には弱いような気がします。
私の中では「懐かしい思い出」というよりは「記録」と言った方がいいかもしれません。
「故郷(ふるさと)」にどのような思いを抱いているか・・・育ってきたこれまでをちょっと振り返ってみると面白いかもしれません。
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もろ田舎育ちですから、子どものころから都会に憧れました。
michaelaさんがおっしゃられるように「ふるさと」とか「田舎」はたしかに懐かしさの対象かと思います。その点の違いはあろうかと思いますね。
by (2007-02-02 15:55)
「ふるさとは、遠くにありて想うもの」なんていう言葉もありましたね。
幸い(?)夫は田舎を持っているので、子ども達は私と違った感覚をもてたと思います。
by michaela (2007-02-02 20:39)