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その日ばかりの・・・ [身辺雑記]

その日ばかりのその日暮らし・・・。

なんだか希望のなさそうな、息も絶え絶えに暮らしているような雰囲気の言葉ですが。

25年以上も前、環境アセスメント会社で動物調査の仕事をしていた頃、仲間と冗談半分に自虐的に言い合っていた言葉です。

実は、「日ばかり」は【ヒバカリ】・・・体長30~40センチほどの、茶色い、地味ぃでおとなしいヘビ。

「日暮らし」は蝉の【ヒグラシ】。

調査対象の動物に引っ掛け、調査地から調査地へ休みもなく渡り歩いていた自分達を自虐的に見てのことです。

忙しいときは本当に東京に帰らず、2~3箇所を回ったこともあります。

出張旅費数万円分ががなぜか500円札(500円硬貨ができる前ですから)で渡され、封筒に入った札束にびっくりしたことも・・・。

私は主に野鳥担当(とはいえ時には、いわゆる野ネズミを捕るために本物のネズミ捕りを仕掛けたり、捕虫網を振るったことも・・・)、ほかに昆虫の専門や哺乳類の専門、植物担当などの人たちと4~5人でチームを組み、仕事をしていました。

私たちが調査をしたところには、数年後には原発、ダム、火力発電所などができました。

先輩曰く、「俺たちの仕事は、自然の最期を看取ること・・・」

そんなところからも、「そのヒバカリの、そのヒグラシ」という言葉が出てきたのかもしれません。


きなこと夕方の散歩をしていたらヒグラシの声が聞こえてきて、そんなことを想い出しました。

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わか

少額の札束を持たせた理由が有りそうですね~
どうしてなんでしょう~?
自然の最後を看取る・・・
異常気象が各地で起き始め、
温暖化に歯止めをと
あまり効果のなさそうな目標値すら
各国の利害が交錯している現状では
もう間に合わないような気がします。
衣替え(模様替え)されましたか?
by わか (2008-09-07 06:28) 

michaela

わかさん、500円札に大した理由はなかったように思います・・・。
私がアセスメントに関わっていたのが25年以上前・・・最近のアセス報告書を見ても私が書いていたのとたいして変わらない・・・。開発の為の単なる免罪符であることは今も昔も変わらないようです。
最近の地球環境保護のための動きは、世界が本当に協力して本気で取り組まないと、手遅れかもしれませんね。

衣替え・・・嫌なことを思い出させないでください(笑)。
by michaela (2008-09-07 13:27) 

cocoa051

なるほど、ヒバカリとヒグラシなんですね。面白いお話にniceです。

by cocoa051 (2008-09-11 14:16) 

michaela

cocoa051さん、ありがとうございます。ヒバカリは本当に地味なヘビですが、語呂合わせ、良く考えたと思います。
by michaela (2008-09-11 21:03) 

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