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ハードボイルドと料理 [身辺雑記]

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今、ロバート・B・パーカーというアメリカの作家の、ハードボイルドサスペンスを読み返している。

主人公はスペンサーというタフな私立探偵。
その恋人がスーザンというカウンセラー(彼女は初登場の時はスクールガイダンスのカウンセラー、後に大学院で博士号までとる)。

1970年代から、作者が亡くなる2010年(亡くなったのが1月だから、実際執筆されたのは2009年までか)まで、40年近く続いたから、ほとんど大河小説である。

若い頃にずいぶん読み、途中ちょっと抜けたけれど、最近また読みたくなって古いものから読み返している。

昔読んでいた時はストーリーだけを追っていたけれど、今読むと、人間関係が深い。

たとえばスペンサーとスーザンの出会い、別れ、復縁、それぞれの恋愛観、人生に対する考え方・・・などなど、この歳になったからこそ、そうなのか!と思えることがある。


もうひとつ、当時はあまり興味が行かなかったのが、小説に出てくる料理。

スペンサーは料理が得意である。

一人で食べる時のサンドウィッチ、サラダ、ちょっとしたローストなど、そしてスーザンと食べる時の、手をかけた料理・・・『スペンサーの料理』という本が出ているくらいだから、かなりのものである。


そんなことを考えながら読んでいて思い当たったのが、日本では池波正太郎。

必殺シリーズの元にもなった、「梅安シリーズ」でも、『梅安料理ごよみ』というのが出ている。

池波正太郎といえば「食」なのだろうけど、私がちゃんと読んだ池波作品は、梅安シリーズだけなので、これ以上あまり語れない。

しかし、こうしてみると、海外のハードボイルドや、その雰囲気を持つ日本の時代小説の登場人物が、活き活きと、リアリティをもってくるのは「食」との関係が深いのかもしれない。

どんな食べ物を好み、普段、友人や恋人や仲間と何を食べているのか、どんな風に料理しているのか・・・そこに人間らしさが表れてくるように思う。


江戸時代はもちろん、1970年代にも、コンビニやファミレスはほとんどなかったから、自分で作らなければならなかったといえばそれまでだが・・・。



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時は流れる [身辺雑記]

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ある所が閉店した、と聞いた。
閉店といっても、お店とはちょっと違う。

ダンススタジオ・・・と言えばいいのか。
アルゼンチンタンゴ、バレエ、などのレッスンをやっていた。

私はダンスを習っていたわけではない。
そのスタジオに、太極拳のレッスンがあった。

たまたま見たブログ、内容とは関係なく表示された広告に「自由が丘で太極拳」とあって、詳細を見たらその筋ではとても有名な達人が教えていた。
(最近のネットでは自分が検索したものから、興味のありそうなものを向こうから提示してくる。かなり不気味ではあるが、こういう風に役立つ時もある)

太極拳の師に相談すると、行ってみるといい!というわけで行ってみた。

なんと、私を含めて2~3人しかいない!
こんな先生に、こんな少人数で教えてもらえるなんて、超ラッキー!
その先生が来られない時はこれまたすごい、全日本のチャンピオンクラスの先生がみえた。

あまりにもったいないので今まで太極拳に興味を持ったこともない、セレブな友人を誘った・・・その友人からスタジオの閉鎖を聞いた。

1年くらい通ったかな・・・母の通院などもあって曜日が合わなくなり、行かなくなってしまっていた。

なぜその先生とスタジオが繋がったのか、わからないが、そこはアルゼンチンタンゴもやっていたので、友人のバンドネオニスタ平田耕治さんhttp://hiratakoji.com/を紹介したこともある。

受付の女性はジャズヴォーカリストでもあったので、その人のライブにも行くようになった。
彼女は今はシンガーソングライターとして活躍している、遠藤雅美さん http://masamiendo.com/

その頃スタジオの近くに知り合いのレストランがあったのでそこも紹介した・・・今はないけど。

紹介した友人は結局私より長く通ってくれて、さらにその友人も紹介していた。

達人の先生はやがてご自分の道場を開きhttp://www.taikyokudome.com/doumu/index.html、それがまた私の家に近かったので、お世話になったこともある。


こうしてみると、いろいろな繋がりが触れては離れ、それぞれに広がっている。

縁とは不思議で面白い。






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返ってきたきた郵便 [身辺雑記]



なんとまぁ、久々の更新です。
Facebook をやっていると、どうしてもそちらに投稿が多くなってしまいます。
こちらは写真付きでスマホからアップがしにくいし・・・。

さて、先月、他の郵便物と一緒に一通のA4サイズの封筒がポストに入っていました。

差出人はどうやら韓国の会社。
あて先は、住所はウチですが、宛名はすでにない事業所名。

実はウチの番地は、数年前まで3つのところが同じでした。
ウチと、お向かいにあった大きな病院と、その隣にあった病院の経営母体である会社の健康保険事務所、の三軒が同じ番地だったのです。

もう何十年もその体制でやっていたので何の問題もありませんでした。

で、その病院は取り壊されて別な大学の所有地となり、健保関連の事務所跡にはマンションが建てられ番地も新しくつけられました。

誤配の郵便物は、その健保事務所あてのようです。

どうしたもんかな・・・ポストに入れてもまた戻ってきそうだな・・・と思っていたところにちょうど速達を届けに来た郵便屋さん。

事情を話すと、平謝りに謝って、配達の担当者によく言っておきます・・・と。
こういう時、ポストに入れちゃってもいいですか?と聞くと、いや!それはしないでください!こういう風に手渡しでお願いします!と言う・・・以前に来た人にはポストに入れちゃってください、と言われたこともあるんだけど。

それから2~3日・・・ポストに大きめの郵便物が・・・。

あ~ぁ、戻ってきちゃったよ。

また同じ配達員さんが速達持ってきたので・・・封筒を見たとたん、あ!!

ホントにすみません!とまた謝る。
別にその人が悪いわけじゃないし、逆の場合でこちらのが誤配されたら困るけどそうではないし・・・あそこまで謝られてもかえって落ち着かない。

3度目の正直、こんどこそ戻ってくるなよ!
いや、2度あることは3度あるだったらどうしよう!!?

これから数日、ポストを覗くのがドキドキです。



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一年の計・・・ [身辺雑記]



謹賀新年。

一年の計を立てない私、新しい2016年もほぼ普段通りに始まりました。

とはいえ、2日に子どもたち家族や親戚家族、友人などが来てくれると、あ~年始回りをする側から、もてなす側に世代交代したんだな・・・と実感しました。

そんな2日、たまたまFaicebook で目にした記事・・・http://www.tenki.jp/suppl/m_nakamura/2016/01/01/8561.html

旧暦とはいえ11月23日は私の誕生日だし・・・けれど、駅向こうにできたタワマンのせいで月の出は見ることができません。
結局見たのは翌朝、3日の朝でしたが、明るくなりかけた空に浮かぶ半月も綺麗でした。

今年も良い年になりますように!








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もういくつ寝ると・・・2016 [身辺雑記]

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今日は12月28日。

昨日、玄関飾りを買ってきました。
鳶さんや職人さんが作って売っている、昔ながらの飾りです。

実家ではずっとこういうのを買っているので、母の分と2つ・・・一人で住んでいる母の方がやや大きめですが。

以前はずっと、毎年家の近くの同じところに小さな屋台を出して売っていたのですが、数年前から出なくなってしまい、ここ何年かは駅向こうの少し離れたところに買いに行っています。

こちらも毎年同じ人、顔も覚えてくれています。

昨日行ったら、いつものおかみさんと、そのご主人風の男性がいて、「ほんとは明日から出すつもりだったんだけど、女房が今日出そうって言うもんだから、でも出しててよかったよ!」と話し好きそう。

今年は今日しか来られなかったから良かった、明日飾ろうと思って・・・29と31日は飾れないからね、と私が言うと、ご主人のうんちくが始まりました。

そうそう、29の9は苦しむ、31日は一夜飾りってね・・・まぁ、語呂合わせみたいなもんだけどね、31日は除夜の鐘聞いてから飾る人もいるよ、と話は止まらず、おかみさんもいい加減にしなさいよ、みたいな苦笑い。

昔は、鏡餅一つ一つに小さな輪飾りもつけていましたが、最近はそれはなし。
自動車用の飾りももうやめています。
玄関飾りだけを買って帰りました。

そして今日28日はお餅を届けてもらいます。
こちらは、友人がやってるお米屋さんに頼み、のし餅と小さなお鏡。

母の分ののし餅を切るのも、いつの間にか私の仕事になってしまいました。
のし餅はつきたて(友人のところはつきたてのまだ温かいお餅を届けてくれます)だと切りにくいので、時間が少し経って夜になってくらいの方が切りやすく、また、濡れ布巾で包丁を拭きながらでもいいのですが、大根を切りながらだと楽に切れます。

とはいえ、2枚切るのはひと仕事ですが。

これも以前はブラスティックをかぶらない、お餅のままでしたが、カビになってあとが大変!
いろいろ変えたくない母も数年前からようやくブラスティックでパックされたお鏡でも納得するようになりました。


自動車飾りをやめ、お鏡の輪飾りをやめ、お鏡がプラスティックにパックされたものになり、少しずつ変化はしていますが、昔ながらの玄関飾りや、お餅を買う習慣・・・母が元気なうちは続くと思います。

ちなみに我が家のおせちからは、私が苦手なものはとっくに姿を消しています。



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身体を調える [身辺雑記]

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2年前、奈良にてじゅんじゅん先生と単推手



昨日は太極拳教室。
じゅんじゅん先生の太極拳に出会ったのが確か、2008年10月・・・あれからもう7年も経つんだ!

そしてT先生の武術に出会ったのが、2011年1月・・・もうすぐまる5年。

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こうしてみると私はものすごくラッキー、チョー恵まれている!

T先生に習い始めた当初、手を合わせればその人のすべてがわかる、と言われた。

とてもその域には遠いが、ほんのちょっと、なんとなくわかるようになった・・・気がする。

そして、この1年ちょっと、おそれ多くもじゅんじゅん先生の代行を務めさせていただいた。


ありがたいことに私の代行でも通ってくださる人たち・・・忘れないように、という程度のことしかできなかったけれど、それでも毎週続けていたことは少しは意味があったかな。

で、思うこと・・・身体の使い方。

身体がとにかく硬い人が人がいる。

運動神経ゼロだった私も人のことは言えないし、泳げないこと、自転車に乗れないことは私にとって最大のコンプレックス。

それでも、あぁ、この人身体が使えてない、通ってない、と感じる人がいる。

冷え性の人、どことなく不調の人、虚弱な人・・・共通して身体が硬い、動きがぎこちない。

坐禅の師曰く、心を調えるより先に身体を調える方がやりやすい。


そういう人たちの身体を調えるお手伝いができたらな・・・と思う今日この頃。

しかし、そういう人ほど、なかなか足を踏み出さないのですよ・・・それもやはり、身体が調っていないからかな。




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不思議な体験 [身辺雑記]

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先週の金曜日、友人と一緒に、以前から気になっていた草場一壽さんhttp://kusaba-kazuhisa.com/の展覧会に行ってきました。

草場さんの絵は、原画は陶彩画といって、色付けしては焼き、を何度も繰り返す独特の手法で、テーマは仏画、龍、など。
そしてとてもパワーを受ける画、と言われています。

実際、何とも言えない不思議な雰囲気をもった、素敵な画でした。

不思議な体験はそのあと。


展覧会場は銀座の一角にあるビルの一階、そして、入り口を異にして2階では関係グッズの販売が行われていました。

その販売会場の一階入り口を入り、エレベーターで2階へ・・・小さなエレベーターの扉が開いてフロアに足を下ろし、歩こうとした時、なにか柔らかいものに乗ったような、床がふわりと動いたような、不思議な感覚がしました。

えっ?地震?めまい?・・・思わず連れの友人に今、揺れた?と聞いてしまいました。

めまいは経験がありますが、なんか違う。
歩けばきしむような古い建物ではない、しっかりしたビルだし、わずか2階だし、外を走る車の影響で揺れるようなことはありません。

1階から2階に上がっただけですから、身体に揺れが残るほどではないでしょう。

あの、フワリ、とした感覚・・・考え過ぎ、言い過ぎを覚悟で言えば、何か動いているものに乗ったような・・・。


ちなみに私はオカルト系の人間ではないし、そういう感覚は自慢じゃないですが鈍い方です。

その後、何事もなくしばらく滞在し、写真の龍の陶彩画フォトグラフを買い、お茶をして、ラッシュを避けて帰路につきました。

地元駅に着いたとき、偶然友人に会いました。

久しぶりではない、数日前にもあっている友人・・・私を見るなり、どうした??なんかすごく綺麗!何がどうしたの?まるで別人!!

今までの私がどれだけひどかったんだ?と思うほどの褒めよう!

う~ん、草場さんの画のパワーをいただいたのか、購入した小さな画のおかげか、それとももしかしたらあの時龍の背に乗ったのか・・・そんなことまで思ったのでありました。



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書店にて・・・ [身辺雑記]

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本が好きである。

書店があると、つい入りたくなる。

大きすぎる店だと、探している本がある場合はいいけれど、あてもなく入った時はどこを見たらいいか迷って困る場合もある。

小さすぎて新しい文庫と漫画しかないような店も困る。

書店、というより、本屋、といった感じのところが好き。

そして、パッと目に付いた本、思わず手を出してしまった本・・・次にまた出合えるかわからないから、つい買ってしまう。

図書館で借りるより、手元に置いておきたいから、つい買ってしまう。


そして・・・本屋は人間ウォッチングも楽しい。

今日も、ある本棚の前に立っていたら、後ろをカタッ ペタッ、カタッ ペタッ、っと大きな足音を立てて通り過ぎていった人がいた。

思わず見たら、若・・・くはないかな・・・女性がレジに向かっていた。

私の隣の本棚を見ていた若い男性も目で追っている・・・私よりしっかり見ていた。

どういう思いで見ていたかは、わからないけど・・・ちょっと聞いてみたかった。

さてその男性が手にしていたのは『嫌われる勇気』・・・アドラー系の本らしい。
それを平積みに戻すと、次に手に取ったのは『すぐ成長する仕事術』(なようなタイトル)。

平日の昼下がりだし、学生風にも見えるし、と思ったけど、社会人なのかな。

仕事の人間関係かなんかで、思い悩むことでもあるんだろうか。

なんてことを考えながら文庫の棚に行ったら、トマス・ハリスの『レッド・ドラゴン』(有名なレクター博士の・・・)が新訳で出ていた。

これなら一期一会あわてて買わなくても大丈夫だろうな。



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なんだかハロウィン [身辺雑記]



このところTVを見ると、ハロウィンネタ。

特に朝や昼、時計代わりに情報番組をつけてると、どこそこでハロウィンパレードとか、今年の仮装はこれ!とか、ハロウィン、ハロウィンとうるさい。

いつから日本でこんなにハロウィンを騒ぐようになったんだ!?

もともとは古代ケルトの民俗行事から始まったという・・・それがカトリックの諸聖人の日(11月1日)、死者の日(11月2日)と結びついたりしたそうな。
とはいえ、カトリックの教会にはハロウィンは関係ない。

まぁ、クリスマスを起源に関係なく年中行事に取り入れてしまう日本人だから、ハロウィンも同じく宗教性も民族性も何もない、お祭り騒ぎにしてしまうのはわかる。


しかし、年々派手に、盛んになっていく・・・。


本来は、子どもたちが仮装して“Trick or Treat?” 「お菓子をくれないといたずらするよ。」と言って近所を回る、アメリカ発祥のものではないか?

それが日本ではいい大人・・・若い人が中心みたいだから、大人でもないのか(最近は成人年齢が上がっているというのも聞くから)。

うちの子どもたちが幼稚園に行っていた20数年前には、ハロウィンなんて幼稚園行事にもなかった。

末娘が小学校に入った21年くらい前、同級生の家にハロウィンパーティーのお呼ばれをしたけれど、特に仮装ということもなく、お迎えに行ったら何人かのママさんたちがワインでできあがっていた。
(ちなみにそのパーティーに娘がなぜ呼ばれたか、いまだに親子してわからない。)

それから数年、隣町の映画館街でハロウィンパレードをやるようになり、やがて渋谷やあちこちに広まっていった。

今朝のテレビでは、隣町のパレードの仮装はクォリティが高い、と言ってたから、やはり発祥の地の貫禄だろう。



外国の文化を取り入れて、独自にアレンジしてしまうのは日本人の得意技。

そして宗教心はあっても宗教にとらわれることなく自由に受け容れてしまうのも日本人。

こんなところがハロウィンを大人も楽しむお祭り行事にしてしまうのだろうけど・・・。


なんだかすっきりしない、釈然としない、なんだかムカつく・・・のは歳を重ねたせいかな。



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少しも仕事をしなかった人 [身辺雑記]

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国勢調査票を、昨日記入しました。

ネット提出もありましたが、調査票が来てから締め切りまで1週間ほどしかなく、落ち着いて記入できる時間がなかったので、紙での提出です。


さて、書いているうちにちょっと・・・いや、かなりイラッとしたこと・・・。




私は、9月24日から30日までの間、「少しも仕事をしなかった人」なんだ!!



ご飯作った、洗濯した、掃除した、友人の手伝いした、連れ合いの代わりに薬をもらいに行った・・・確かに収入は伴いません。


お役所的に言えば、収入を伴わないこうしたことは「仕事」ではない・・・それはわかります。


でもこの言い方はなんだかねぇ・・・「少しも仕事をしなかった人」と言われると、何もしないでダラダラ、ごろごろしてたみたいじゃないですか。


ボランティアで走り回ってた人も、家族の介護で大変だった人も、外で働く家族のためにご飯を作り洗濯をし家をきれいにしていた人も、子育てを頑張ってたお母さんも、み~んな「少しも仕事をしなかった人」なんです。


これだから、専業主婦の地位がなんだか低いように思われたり、仕事を辞めて育児に専念していると社会から取り残されたように感じたり、するんじゃないのかなぁ。


せめて、「収入を伴う仕事をしなかった人」くらいにしてもらえませんかねぇ。


「少しも仕事をしなかった人」より




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G の冒険 [身辺雑記]

車好きの連れ合いが、試乗をするというので同行しました。

行先は某外車のディーラーさん。

担当者が接客中だったので待つことになり、飲物のオーダーをとりに来たフロアレディさんが去ると、床に何やら動くものが・・・。

G です!

連れ合いに、Gだ!と言いながら見ていると、キッズコーナーの端から、フロアを通って私たちが座っている傍の、大型4WDの下に入りました。

暇なので、連れ合いとくだらない会話が始まりました・・・。


連れ「あ、落ちた!」  車体の下、どこかに入ろうとしてまた床に戻ったようす。

私 「お!後ろのタイヤのところ!」

連れ「もしかしたらG 店長かもしれない。」

私 「後ろまで行ったよ。壁の方に行った」

しかし、なんでG が飛ぶといやなかんじなんだろうね、飛ぶと思ってない時に飛ぶからじゃないか? しかもこっちに飛んでくるしね・・・。

連れ「あ、戻ってる!」壁で折り返して車体の下に戻りました。

やがて担当さんが来てやり取り・・・では車の用意をしてきます、と去ると・・・。


連れ「G 店長が(本物の)店長に踏まれたぞ!」

私 「え!?」

連れ「接客して歩きながら踏んだ!」


見ると確かに数メートル先のフロアに倒れているGと思しき物体が・・・。

ここまで見ているとG にも親しみが沸いて、私たちの間では完全に「G店長」になっています。

と、フロアレディさんが通りすがりにチラッと見た気配が・・・。

今見たよね、気づいたよね!

そのすぐそばのテーブルにカップルのお客さんがちょうど来たところ、テーブルの死角に入ってGは見えない様子。

さて、試乗車の用意ができて通りすがりに見ると、やはりそこにはG 店長の変わり果てた姿が・・・。


しかし踏んで気づかないかね、しゃべりながら動いてるGを踏むのはなかなかできないぞ、わざとか? だとしたら達人すぎる、と小声でやり取りしながら、試乗を終えて戻ると、G 店長の亡骸は片づけられていました。


白昼堂々、広いフロアを大横断往復したG・・・あっけない最期でした。




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道案内 [身辺雑記]

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家人とタクシーに乗った時のこと。

運転手さんに向かって道案内・・・と思いきや、いきなり「首都高○○線に乗って、△△で降りてください」

運転手さんは「はい、かしこまりました」と答えましたが、もし私が運転手だったら、その先は?と不安になります。

そういえば、以前一緒に乗った時もそうでした。

タクシーが△△で首都高を降りると、二つ目の信号を右へ・・・その先を道なり・・・その先を左に・・・という具合に、住所やだいたいの方向を言うでもなく、いちいち曲がり方などを指示していくのです。

その様子に何とも言えない苛立ちを感じたので、今回は私が、「△△の先は最終的には◇◇駅の方面です。運転手さんもだいたいの目的地がわからないと不安ですよねぇ、どこに連れて行かれるんだろうと思っちゃいますよね(笑)」と冗談にまぎらせて付け加えました」

運転手さん・・・そうですね、だいたいの方向がわかると助かります。

それを聞いていた連れ合い、だって最近の運転手さん、◇◇駅と言ってもわからない人が多いんだから、と。

私、そうかもしれないけど、知ってる運転手さんもいるかもしれないし、場所によったら知ってるところなら近道もわかるかもしれないじゃない、と。

商売柄運転手さん、ニコニコしてるだけでしたけど・・・。



この一件が後日、ある気づきにつながるとは・・・。



それから数日後、友人とミュージカル「エリザベート」を観に行きました。

エリザベートのあらすじはこちらを ⇒ http://www.tohostage.com/elisabeth/story.html

若すぎたエリザベートに、国王を支える妻としての役割、国王と共に歩むということを示さなかった夫・・・。

何度も観てきた演目ですが、なぜか今回、《夫婦》、《ともに歩む》、というキーワードが頭に浮かびました。


先般の連れ合いの道案内を聞きながら浮かんだ苛立ちは、もしかしたら人生の中で、私に対して「そこ左、まっすぐ行って、そこを右」と、最終的にどこに着くのか見えないまま指示されていたことにつながるのかもしれない、と思ったのです。

もちろん人生は最終的な目標などあってないようなもの、曲がり角もUターンも、回り道もあるでしょう。

でも、夫婦が全く独立採算なら別として、夫が外でなにがしかの仕事をし、役割分担として妻が家庭のこと全般を夫の収入で賄うという共同体であるなら、夫がだいたいの方向としてどこに行こうとしているのか、パートナーは知らないのもおかしいと思ったわけです。

先々をたいして深く考えもせず、ともかく実家脱出を第一目標と考えて結婚した私は、ひとまずほっとしたまま30年が経ってしまいました。


今更ながら、連れ合いがどこへ行こうとしているのか、最終的にどのあたりにたどり着きたいのか、確かめたこともなかったな・・・もっと早くそれに気づいていたら、もうちょっといい奥さんになれていたかもな・・・などと思ったのでありました。



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聞こえる?聞こえない? [身辺雑記]

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朝食を摂りながら家人が、あの鳥の声は何だ?と尋ねてきました。

私には聞こえません。

ほらあれ・・・。

??? 窓に顔を向けると・・・・・・あ、今は鳴いてない。



家人は開いた窓に向かって座っており、私は背を向ける形でした。

何度かそんなやり取りをし、テレビの音を消し、窓からちょっと顔を出して耳をすませると・・・。

ようやく一瞬、かすかに聞こえました。

かなり遠くで、聞いたことのない鳥の声、篭脱けではないかと思います。


家人と私は同じ業界で仕事をしていたこともあり、野鳥にもそこそこ詳しいので、聞きなれない鳥の声に反応するようです。

しかし・・・同じ場所にいて私には聞こえないというのは、悔しいものです。

年齢的に聴力の衰えは仕方なく、また私はいつからかわからないほど以前から耳鳴り(金属音ではなく、セミ音と言われるタイプ)がしているので、最近は一層鳥の声が聞こえにくくなっています。


ところで人間の耳、というか音を聞いて脳で処理するシステムはすごいものです。

聞きたいと思うと、その音をしっかり増幅しています。

数日前、この辺りではとても珍しく、オオヨシキリの声を聞きました。

藪の中から聞こえてきたので、試しに携帯電話の録音機能を使って、鳴き声を録ってみることにしました。

録り終わって再生してみると、もちろんオオヨシキリの声は録れていますが、反対側で鳴いていたシジュウカラの声が大きくてうるさいほどです。

オオヨシキリを聴きたい!と思った私の脳は、だいぶ増幅していたようです。


写真は全然関係なくカワウです。



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心配する、ということ [身辺雑記]

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田口ランディさんという作家がいます。

まだ作品を読んだことはないのですが、エッセイなどを読むと、その感覚にとても共感できます。

最近では、生協の機関誌に書かれていた「心を配る」という一文。

相手を心配する、という行為について…相手を思って心配しているように見えて、実は不安をあおっているだけではないか?と。



そうか、私が母から心配されるのがすごく嫌だったのはこれだな、とストンと落ちました。

あなたが心配よ、というのは実は自分が安心していたいことの裏返し。



その文では、今の世の中、心配する人ばかりで、お互いに不安を煽ってどうするの、と書かれています。
そして、風邪をひいて寝込んだ人に差し入れを持っていくとか、電車で席を譲るとか、具体的な行為で安心させるのが心配・・・つまり「心を配る」ことではないか、と。


もちろんいわゆる心配されることがうれしい人もいるし、私も相手によっては心配してたと言われると、あ~気にかけててくれてたんだ、と気持ちが暖かくなることもあります。

でも、心配よ、とばかり言うのではなく、大丈夫、いいこともたくさんある、と安心させるような言葉をかけたい、そして具体的な行動ができるようになりたいと、この文章を読んでいて思いました。




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新しいパソコンを買いたい [身辺雑記]

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新しいパソコンを買いたい、と思って早何ヶ月。

もともと使っていたデスクトップが壊れ、併用しているミニノートだけに頼るようになってもうずいぶん経ちます。

まぁ、ワードとエクセルが使えて、ネットができればこれでも充分なんですが、やっぱり作業の時に不便なこともあり・・・。


量販店に行って見てもわけわかんないし・・・旦那さんは全く興味ないし疎いから一緒に行っても役に立たないし・・・。

というわけで昨日、詳しい友人に同行してもらいました。

PC売り場を歩きながら、どういうところに注目したらいいか、どこをみて比較したらいいか、いろいろ教えてもらいましたが、外国語を聞いているようで「?????」。

わかる人はほんとにすごい!尊敬します。

自分がPCで何をしたいか、どんな機能を必要としているのか、それすらわかっているようないないような・・・。

それでも教えてもらいながら、ほぉ~、へぇ~の連続ではあるものの、なんとなく絞られてきそうです。

とはいえ、もう一回つきあってもらわないとだめかな。

パソコンをみんな、どうやって買ってるんでしょうね。



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