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不思議な世界・・・ashes and snow [身辺雑記]

ずっと行きたいと思っていたグレゴリー・コルベール展、【ashes and snow】に行ってきました。
会場はお台場のノマディック美術館…ノマド=遊牧民…この展覧会のために作られた移動美術館、うまく名づけたものです。

          

作品は大きな手漉き和紙を印画紙にして焼き付けられたスチールと映像の両方から成り、主に人と動物との交流を描いています。

…しかし!どうやって撮影したのだろう?と思わせる、いや、そんな野暮なことを考えてはいけないような気持ちすら起こさせる、不思議な雰囲気をもつ作品群は、人と動物との交流という言葉から思い浮かべるような心温まるものではなく、どこか官能的な雰囲気すら漂わせます。

天井が高く、太い紙筒が柱となった薄暗い会場はヨーロッパの教会のようにも見え、そこに繰り広げられるセピア色の不思議な映像は独特の世界でした。
視覚的な写真と映像、そこから感じとる体感的なもの…一見の価値はあります。
6月24日までやっています。

帰りに、出口で販売していたDVDに心惹かれましたが、この会場でみた大画面と、我が家の小さなテレビを思い浮かべると…。
もう一度会場に足を運んで、独りでじっくり浸ってみるのもいいかもしれません。

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コメント 6

タケ

迫力があっていいですな。
そういえば、ここ何年か美術館等に寄っていません。なんかめんどくさくて。気分転換に覗きに行ってみたいな。
by タケ (2007-05-30 21:13) 

teresa

そうなんです。「どうやって撮影したの?」
素朴な疑問が湧き上がってきますよね。

日が経つにつれて、益々、神話的残像が心に蘇ってくるのです。

象や鯨と水中で踊るダンサー、、美しかった・・・・。
by teresa (2007-05-30 21:23) 

トニー

たまに、美術展って、いいですよねぇ。

わたしも、好きです。

それも、ただ絵を展示しているだけでなく、
それもいーんですけども、

いろんな趣向をこらした美術展は、
意外な驚きがあったりで、
ワクワクしたりします。

近くだったら、ちょっとのぞいてみたい気がしました。

東京がうらやましく感じます。
by トニー (2007-05-31 00:32) 

michaela

●タケさん、建物そのものがコンテナを積み上げた倉庫みたいになっていて、なかなか面白いです。

●TERESAさん、水中のダンサー、すごいですよね!チータは人になれるそうですからわからないでもないですが、ハイエナにはビックリでした。

●トニーさん、写真展というのはあまりいったことがなかったんですが、印画紙が和紙というのも良かったですよ。美術館そのものも作品のような感じです。
by michaela (2007-05-31 22:24) 

leon

あの異空間へ、ひとりでも多くの方に足を踏み入れてもらいたいですね・・・
michaelaさんのように語学力がある方には、日本語訳ではない原語のほうが、より伝わったのではないか思いました。
言葉などまったくいらない素晴らしい世界ですから、字幕だけでも充分かと・・・
とにかくあれだけ素晴らしい世界ですから、感性のストレートな反応を楽しめる時間ですね☆
by leon (2007-06-06 07:03) 

michaela

●leonさん、私の語学力なんて問題外ですが、あの映像は言葉などいらないように思います。自分の感性を試される場かもしれませんね。
by michaela (2007-06-07 09:40) 

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