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黄昏 [身辺雑記]

教会でとてもお世話になっていたおばさまが亡くなりました。
ご病気の末でしたが、66才という、今の世の中では「まだお若いのに・・・」と言われるお年でした。

また、同じく教会でいつもお会いしていたおばあちゃま、お元気そうに見えていたのに、このところお見かけしないと思っていたら、認知症の傾向が見られるようになってしまいました。
教室を開くほどケーキやお料理を作るのが上手で、お花の手入れも得意、教会の庭にもいつもきれいな花を咲かせていました。
その方がときどき言動がおかしくて心配、といううわさを耳にしたときは驚きました。

         

今の私は、半世紀を生きてきています。
「人生50年」と言われた頃ならばもう晩年、それでなくとも折り返し点は過ぎたといえるでしょう。
子どもの頃、50才を過ぎた女性というと、本当に年配の感じがしていました。
「サザエさん」のお母さん、フネさんは確かまだ50代だったと思いますが、あの感覚でしょうか。
その年代に自分がさしかかっているというのは不思議な気持ちです。

いま、巷では“アンチエイジング”ということがとてももてはやされています。
化粧品、サプリメント、体型の維持・・・さまざまなところで、年をとることに抵抗しているように思います。
もちろん私も女性ですから、年齢よりも若く見られることは嬉しいですし、シワやシミが増えなければそれにこしたことはありません。
年齢と共に感じる衰えもありますし、ボケたくはないという気持ちもあります。

でも、年をとっていくことは生物であれば避けられないこと、いつかは老いて死が訪れる・・・それはいくら抵抗しても、ある程度年を重ねた人すべてに、唯一平等に与えられていることです。

そうであるならば、むしろそのことを受け容れ、年齢を重ねることで得られる良い部分を見たいと思います。
経験を重ねなければわからないこと、若さだけではどうにもならなかったことが年齢を重ねたことで乗り越えたり、解決できたり、受け容れたりできるようになること、若い頃は理解できなかったことが年とともに楽しみや喜びに変わり、人生に深みや幅が増すこと・・・たくさんあるはずです。

いつかは老いて、もしかすると認知症にもなるかもしれない・・・でも、死を迎える時まで、できることを精一杯やり、年齢を重ねることも楽しめれば・・・理想的です。

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コメント 2

66歳はまだ若いですね。
そろそろそうしたことを考える年代に入りましたので、michaelaさんのきょうのお話はとても参考になります。いつも勉強できて幸せです。
by (2007-01-14 16:06) 

michaela

cocoa051さん、本当に66才は若いです。私も悔いなく生きたいと、今から心がけたいと思いますが現実はなかなか・・・。
by michaela (2007-01-15 08:44) 

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