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続・三つ子の魂百まで [総合]

先日、人の性格の基本は3才か、せいぜい8~10才くらいまでには決まってしまう、ということを書きました。
そしてそれは、自分で気づけば修正を加えていくこともできます。

実際、私の場合、小学校入学の時にある状況で味わった感情を、大学入学のときにほぼ同じような行動をとって、同じように味わった覚えがあります。
また、すでに出来上がっているグループや人間関係に入って行くときに気後れする場合があるのですが、このときの振る舞いや気持ちも、幼稚園や小学生の頃仲間に入るのに気後れしていた時の気持ちと同じでした。
これらのことに気づいたのはごく最近ですが、自分が成長していないような、全く変わっていない部分があるような、愕然とした思いにとらわれました。

このような経験、皆様はありませんか?

でも気づいたときが変わるきっかけにもなるのですから、これからこの気づきを活かせば良いのです。

性格の基本は、良くも悪くも周囲の大人との関わりでかなりの部分が決まってしまうことは、すでに書きました。
大方の親は子どもを愛して、子どもに良かれと思い、子どものためを思って接するはずです。
ところが時には愛しすぎてそれが悪影響になってしまうこともあるのです。

自分を大事に思い、愛されたい、注目されたいと思う自己愛的な気持ちは当然のもので、誰にでもあるものです。
しかし、愛されすぎて、わがままも受け容れられ、すべて思いのままに育てられてしまうと、この自己愛だけが肥大して、周りへの配慮ができない、歪んだお山の大将に育ってしまうことがあります。

たとえば幼い頃のわがままを可愛いからとなんでも叶え、多少の悪さもたいしてとがめず、周りの愛情が大きすぎてすべて許されて育ったとしても、大きくなって社会に出れば通らないことが出てきます。
そんな時、自分は悪くない、悪いのは周りだ、と人のせいにしてしまったり、自分はこんなにやっているのになぜ認められないのか、認めない世間が悪い、と周りのせいにしたり。
パートナーに対しても、感謝の気持ちや本当の愛情も、おそらくもてないのではないでしょうか?

でも、本人が気づくことができれば、変わることも可能です。ただし、周りからいくら指摘してもほとんど無駄でしょう。

子どもを育てる時はもちろん愛情が一番大切です。
でも良いこと悪いことはきちんと教え、時には我慢することも教えることが大事ですね。
そしてそんなときは厳しくなり過ぎないよう、良い加減(力を入れすぎず、ときにはいい加減に・・・)も必要です。

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ますます大変そう!自分の性格の弱点を知っても、もう「時すでに遅し」って感じです。
やっぱし3つくらいまでに決まっていてくれたほうが、なにか安心する感じですね。わがままばかり言う性格の悪い高齢者なので、ちょっとひがみ心なのかも知れません。ゴメンナサイ!
by (2006-07-03 11:25) 

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