バンドネオンをご存じ？

行きつけの南仏料理レストラン、《ラ・プティット・メゾン》で、応援しているバンドネオン奏者、平田耕治さんのライブが行われました。

この日は電子ピアノとバイオリンを加えたトリオ。
大きなホールと違って、間近に聴く生音の素晴らしさを堪能してきました。

バイオリンの鈴木慶子さん、ピアノの須藤信一郎さんとも、ピタリと息があった演奏です。

合間にはバンドネオンのこともいろいろ聞いてきました。

バンドネオンは元々はドイツで造られた楽器で、オルガンのない小さな教会でオルガン替わりに使われたりしたものが、アルゼンチンに渡ってタンゴに欠かせない楽器になったとか。

アコーディオンと似てはいてもその成り立ちは全く別物だそうです。

そもそも鍵盤ではなくボタンで演奏、それも音階通りに並んではいないし、蛇腹を広げる時と閉じる時で音の出方も違うという、超難解さ。

頭で考えていては弾けない、奏法を身体で覚えて、指が自然に動いて奏でているようです。

バンドネオンの中も初めて見せてもらいました。

現在は新しいものが作られておらず、壊れたら直しながら使うというバンドネオン。

この日使われていた楽器も80年くらい前のものだそうです。

中学に入る頃からバンドネオンに魅せられ、高校の夏休みにはスペイン語もほとんどできないまま単身アルゼンチンに乗り込んだという平田さん。

まだ27才という若さながら、その骨太の生き方が、正統派アルゼンチンタンゴにはピッタリです。

日本経済新聞のWeb版にも紹介された平田耕治さん、これからもますます素敵なタンゴを聴かせてくれることでしょう。

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タグ：平田耕治 バンドネオン アルゼンチンタンゴ ラ・プティット・メゾン

コメント 10

　先日はどうもありがとうございました。素晴らしい演奏でしたね。平田さんの今後の活動が楽しみです。
　私もアコーディオンの解体見たかったです。残念。
by ヒロコ (2010-06-21 20:12) 

あんぱんち～さん、ゆずさん、cjlewisさん、nice！ありがとうございます。
by michaela (2010-06-21 22:47) 

ヒロコさん、アコーディオンじゃないよ～（笑）。そういえばひと足先にお帰りでしたね！
平田さん応援してあげて下さい。それにしてもヒロコさん作のドレス見たかった！タンゴを踊るヒロコさん・・・ちょっといいかもですよ＾＾

ログインできなくてコメントつけられずごめんなさい。
by michaela (2010-06-21 22:50) 

最初見て、
「アコーディオンの別名がバンドネオンかな？」
と思いましたが、
別物だったんですね。
一つ勉強になりました。
音階通りに並んでいないのは、
使用頻度に基づいて並んでいるのでしょうか？
ちょうどパソコンのキーボードのように。
by 岩崎ナギ (2010-06-25 07:38) 

ご訪問&nice!をありがとうございます。
by A・ラファエル (2010-06-25 14:42) 

面白い楽器ですね～はじめて見ました。

by 拳客 (2010-06-25 19:30) 

岩崎ナギさん、実に不思議な楽器です（笑）。ボタンの並び方は使用頻度でもないらしいです。考案者のバンドさん（これホントだそうです）がヘンとしか思えないとか･･･。
by michaela (2010-06-25 21:08) 

Ａ・ラファエルさん、こちらこそありがとうございます。
by michaela (2010-06-25 21:09) 

thisisajinさん、nice！ありがとうございます。
by michaela (2010-06-25 21:11) 

拳客さん、音を聞くと覚えがあるのではないでしょうか･･･。
by michaela (2010-06-25 21:12)