言葉の裏 [コミュニケーション]
日本人の文化的特性として、奥ゆかしさ、謙遜・謙虚さ、思いやり・・・などなどとても素敵なものがあると思います。
しかし、これらがともするとかえって摩擦を生んでいるような気がするのですが・・・
たとえば「言わなくてもわかってもらえるだろう」「そんなこといちいち言われないとわからないのか・・・」「家族だからわかってあたりまえ」
そして、本当は望んでいるのに、言葉では「いいえ、とんでもない、結構です」。
真に受ければ「そんなこともわからない気のきかない人・・・」ととんでもないことになります。
言葉の裏を読むため、そして相手の本音を探るため、常に神経をはりつめていなければなりません。
もちろん、相手が何を望んでいるのか、何をしてほしいのか、思い巡らせることは決して悪いことではありませんし、それができれば人間関係がスムーズにいくことも確かです。
「自分がしてほしくないことは人にもするな」とはよく言われることですし、聖書にも「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなた方も人にしなさい」(マタイ7章12)と書かれています。
でも、望んでいるのに言葉では「とんでもない、結構です」と言い、相手が言葉どおりに受け取れば「望みどおりにしてくれなかった」とイライラするのはおかしいですよね。
ストレスにもなります。
日本の文化の中では、おもんぱかることも必要ですし、すべて言葉にしない方が良い場合もあるでしょう。
しかし本音と行動が違うのは精神衛生上からも決して良いことではありません。
率直に伝えることはコミュニケーションの基本ともいえるでしょう。
少なくとも言葉と思いとが裏表のないように生きたいものです。
そして、「ありがとう」、や「嬉しい」、は心の中にとどめず、キチンと言葉で伝えたいものです。
たとえ相手が家族であっても、いえ家族だからこそ、必要なことだと思います。
新年早々、とてもいいお話に巡り合えました。言われてみるとホントにそうですね。「言葉に出す!」をことしの目標にしたいです。
ありがとうございます。
by (2006-01-04 17:17)
コメントいただき、そのうえ nice! までありがとうございます!ブログ初心者にとても励みになりました!
こんな感じで書いていますのでまたお立ち寄りください。
by michaela (2006-01-04 17:46)