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赦されるということ [カトネタ]

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カトリックでは「赦しの秘跡」(いわゆる懺悔)というのがあります。

教会では復活祭を控えたこの時期、特にこの赦しの秘跡を受けることが勧められます。

今日はそのための特別なミサも行われました。

私も懺悔しなければならないことは山のようにありながらずっとサボっていましたから、久しぶりの「赦し」を受けに行きました。

カトリックでよく言われる「罪」は、泥棒をするとか犯罪を犯すとか、そんな大それたものばかりではなく、日常で経験する、心のどこかにささった刺のようにいつまでも引っかかっていたり、後悔を残していたり、良心の呵責を感じるようなものか・・・。

それを告白して「赦される」というのは、ある意味カウンセリングを受けるようなことかもしれません。

ずっと心の重荷になっていたことを吐きだして、神の代理である司祭から「赦されました。安心してお行きなさい」と言われることで心が軽くなる。

そして同じ過ちを犯さないよう(とはいえ繰り返してしまうのも人間ゆえの弱いところ)、新たな気持ちで歩みだす。


「赦す」とはなかったことにするのでも忘れるのでもない、起きてしまったことは変えられないけれど、その人が変わることを信じ、期待する気持ちが込められたもの・・・。

人を赦すのは難しいことですが、時として自分を赦せないことも多いものです。

でもそれは辛いこと・・・自分自身を受け容れるためにも、「安心してお行きなさい」の言葉は案外良いきっかけになるかもしれません。


それにしても、仕切り越しで顔は見えないとはいえ、普段から知っている司祭に懺悔するというのはちょっと気恥ずかしいもの・・・。


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灰の水曜日なのに・・・ [カトネタ]

数年前に、『論理療法による3分間セラピー考え方しだいで、悩みが消える』という本が、仲間との共訳で出版されました。

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この度その本の第4版が出されることになりました。

部数は少ないものの、版を重ねられるのは嬉しいことです。

今日はそのお祝いと、遅い新年会(でも旧正月の時期か?)を兼ねて、翻訳した仲間とお昼に会食です。


ところが・・・うっかりしていたのですが、今日はカトリックの暦では復活祭に向けての準備(四旬節)が始まる、≪灰の水曜日≫という大事な日で、本当は朝から日没まで断食をしなければならない日なのです・・・。

断食と言っても、子どもや高齢者は対象外、また職業上しっかり食べなければならない人(肉体労働とか)も免除されたり、あるいは犠牲を捧げる対象を他のものに変えたり・・・とものすごく厳密というわけではないのですが。


でも・・・中華バイキングの予定だから、野菜中心に食べすぎないよう、節制してきます。

それと今日からアルコールも控えめに・・・。

今日は宣伝と、懺悔の日記でした。

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