言霊 [コミュニケーション]
日本には「言霊(ことだま)」という素敵な概念があります。
言葉に魂が宿る・・・。
こういう想いを持っていると、そう簡単に嫌な言葉や、相手を傷つけるような言葉は吐けなくなるでしょう。
その上、一度口にしてしまった言葉、自分の身体から出してしまった言葉は二度と元に戻せない・・・良い言葉なら良いですが、後悔するようなことを言ってしまっても、二度と元には戻せないのです。
言葉には気持ちがこもる・・・それが言霊でしょう。
以前、家人から何かのことに対して「ご苦労様」と言われ、反論したことがあります。
私には、「ご苦労様」という言葉には目上から与えられるねぎらいの言葉、というような感覚があったので、家庭でのことに対して「ご苦労様」というのは、対等のはずの夫婦間で会社でもないのになんだか上から目線だな・・・と感じられたのです。
もちろん家人にはまったくそんなつもりがなく、逆に、私の方が言葉にとらわれ過ぎだと責められました。
「ご苦労様」と言われても気にならない相手もいれば、同じ相手からでも気にならない時もあります。
その時の私はたぶん、「ありがとう」という言葉がほしかったのかもしれません。
こういう風に、私はたまに言葉にとらわれることがあります。
悪く解釈されれば「言葉じりを捕える」ととられかねません。
時には言葉に表れているものと違う感情を、言葉の裏に読み取ることもあります・・・怒ったような言い方で「怒ってないから」と言われるのは典型ですね。
ニコニコと一オクターブ高い声で褒め言葉を向けられ、その裏の逆の気持ちが見えたり・・・。
こんな時は言霊はどうはたらいているのでしょうね。
こうして言葉の裏を気にするようになったのは、成育史の影響もあるかもしれません。
子どもの頃から、母の言葉と裏腹の感情を気にしていて、こんな癖がついたのかもしれません。
しかし、いつも相手の言葉の裏を気にしていては疲れるし、精神衛生上良くありません。
だから私は裏のありそうな言い方をする人や、お世辞を言う人は苦手です。
時には思わず感情のままの言葉をぶつけても、きちんと謝る・・・嬉しい時には嬉しいと言う・・・大事な人には言葉で気持ちを伝える・・・言霊を駆使して、ストレートなコミュニケーションができるのがいちばんです。
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ご訪問&niceありがとうございます。
ハスキーを飼ってらっしゃるんですね。
ハスキー仲間としてこれかもよろしくお願いします。
きなこちゃん可愛い~!(^^)!
by ミラジョボチッチ (2015-04-11 02:07)
ミラジョボチッチさま、ありがとうございます。
ハスキーを連れていると、注目されることが多いですww
by michaela (2015-04-15 11:15)