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「母親」という生き物・・・2 [その他]

だいぶ以前に【「母親」という生き物】という記事を書きました。

それに関連する、ちょっと面白い本を読みました。

信田さよ子著『母が重くてたまらない~墓守娘の嘆き』(検索はサイドバーのAmazonからどうぞ)です。

世の中には母に呑みこまれてもがいている女性がなんと多いことか・・・あらためて感じました。

本には娘のためを思って(実は自己愛の裏返し?)という大前提で、一見自分を犠牲にしても娘に尽くすような母と、そこから脱しようとしては罪悪感にとらわれる娘の姿がいくつもの事例を挙げて語られています。

進学・就職・結婚・介護・・・どこまでもついてくる母と、NOと言えない娘・・・。

ここに特有なのは娘が感じる罪悪感です。

「お母さんを見放すのではないか」という罪悪感、「お母さんがこんなにしてくれるのに反抗する私」という罪悪感・・・。

かつて私もそうでした・・・。

この本に書かれていることがとてもよく理解できます。

ではどうすればいいのか・・・というところでとても腑に落ちたこと・・・それは、自分を呑みこんできた母へのなんとも言えない感情が怒りであると気づいたとき、その怒りを母にぶつけようとしなくていい、ということ。

自分が気づいた怒りを相手にぶつけたいのはとてもよくわかるが、まずは怒りを自覚できて良かったことを誉め、それを母に理解してもラおうなどとは思わないこと・・・と筆者は語ります。

そんなことを母親は今更理解などせず、かえって自分が傷つくだけ・・・まさにそのとおりだと思います。

でも母親に対してイヤだと思ったことはNOと言ってみる・・・そんなことで母は傷つかない・・・納得です。


実の母親と何のわだかまりもなく楽しく暮らす女性が大半で、そうした人からは想像もつかない、むしろおかしいと思われるかもしれませんが、実際母との間になんとも言えない感情を抱えた女性も数多くいます。

「母もの」に悩む女性に一読をお薦めしたい、明解な本でした。

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