SSブログ

わくわくしたこと・・・ [その他]

不謹慎かもしれませんが、日曜日の新聞に載っていた「鳥インフルエンザ」の感染経路に関する記事にわくわくしてしまいました。

4月頃、秋田県と北海道で、鳥インフルエンザに感染して死んだハクチョウが発見されました。
型が同じということは、ハクチョウの渡り経路を考えれば極めて納得のいくことでした。

私はかつて、動物調査、それも特に野鳥の調査に携わっていたことがあります。

ですから鳥インフルエンザウィルスの運び屋が野鳥という説には非常に興味があります。

新聞記事によれば・・・。

繁殖地のシベリアから越冬のため、10月~12月にかけて日本に渡ってくるハクチョウ。
ウィルスに感染すれば数日で死ぬことから、日本に来る前の感染ならば冬の間にもっとハクチョウの死骸が発見されたはず・・・。

ハクチョウが4月に日本に来ることはないから、海外での感染とは考えにくい。(個人的見解・・・日本より南で越冬していたハクチョウはいないのか?それが感染してきたということはないか?

では日本国内でハクチョウにインフルエンザをうつしたのは誰か?

強毒性ウィルスが発見されている中国からのカモか?

あるいは韓国か?
しかし韓国から日本へのカモ渡りルートは確認されていない・・・。

それとも捕食者のハチクマ(大型のタカ)か・・・これは韓国からも渡ってくる・・・。


結論は出ないものの、こうしてさまざまなデータと可能性をあげ、ひとつずつ検証している記事はヘタな推理小説よりも面白く、読んでいて興奮しました。

鳥インフルエンザの流行を考えたらそんなことを言ってはいられませんが、実に面白い!

ウィルスの型の変異は?国境もなく、自由に行き来している野鳥からどうやって感染をくいとめられるのか?
今まで浮世離れした研究のように思えていた鳥の渡りルート解明が、ようやく役に立つのか?

そういえばかつて、カモによる(食中毒の)ボツリヌス菌伝播が、一部の研究者には話題になっていたことがあります。

私も最近では鳥の業界からもすっかり遠ざかっていますが、こういった記事を読んだりすると、思わず血が騒ぎます。


研究者のモチベーションは、もしかしたらこんなワクワク感からもくるのかもしれない・・・そんなことを思いました。

ランキング応援、1クリックよろしくお願いいたします!
人気ブログランキングへ

nice!(0)  コメント(3) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 3

nobuko

あの記事を見たときmichaelaさんを思い出しました。やっぱりね(笑)
by nobuko (2008-05-20 23:36) 

トニー

おお…

確か、少し前に、NHKだったと思うのですが、

鳥インフルエンザが変異してぇ、

人にも感染するようになってぇ…っていうドラマを見ました。

ひじょーに、おもしろかったのですが、

見た時は。

でも、今回のニュースを知った時は、

むしろ、現実味があってぇ、まじ怖かったです。

白鳥の死骸は、実は、青森県でも発見されていたのですが、

感染の検査もされず、放置されていたのだとか。。。

今回の白鳥の感染については、

報道規制とまではいかないかもしれませんが、

報道機関も、控えめに扱っているようにも感じました。

by トニー (2008-05-21 00:27) 

michaela

nobukoさん、思い出していただけて嬉しいです(笑)。


トニーさん、やはり青森でも・・・。ハクチョウの本州―北海道渡りルートに入ってますものね。やはり地元の方からすればワクワクどころではないと思います。
それにしても日本列島に網をかけるわけにもいかないし、鳥の侵入は止められない・・・これからの対策が気になります。
by michaela (2008-05-21 08:25) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。