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もう一人の自分 [サイコシンセシス]

先日、自分の中にあって、怒っている自分や悲しんでいる自分をいつも冷静に、ありのまま受け止めている「セルフ」のことを書きました。

感情に振り回されそうなとき、「セルフ」の存在を思い出してそこに立ち返れば、もう一人の自分が眺めているように客観的な気持ちになれます。

また、こうした概念を知らなくても、第3者的に冷静に自分を見つめられる人もいます。

ではどうしたら「セルフ」に出会えるか・・・。
「セルフ」は誰にでもありますが、普段はなかなかその存在に気づきません。
気づくためには多少の訓練も必要かもしれません。

まずは、今の自分の感情を意識すること。

怒っているのか、いらだっているのか、悲しいのか・・・。

その感情が良いか悪いかという評価はしません。
ただ感情に気づくだけ・・・気づいている部分、それが「セルフ」です。

あぁ、こんなことで怒ってるんだな・・・とそのままを受け止めます。

「セルフ」を自由に意識できるようになれば、感情のコントロールもしやすくなるはずです。

野球やサッカーの選手が会心のプレーができたとき、「もう一人の自分が自分のプレーを見ているようだった」とか、「ボールが止まって見えた」などということがよくありますが、これも「セルフ」のなせるわざでしょう。

フィギュア・スケートの荒川静香選手が、ジャンプしながら回転の成否を冷静に判断できたのも「セルフ」の存在が大きいと思います。
回転が足りず失敗するかもしれない、と動揺する感情に振り回されていたら、本当に失敗したかもしれません。

もちろん彼らは「セルフ」という概念は知らないかもしれませんが、「冷静に見つめるもう一人の自分」としてその存在に気づき、活用しているにちがいありません。

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コメント 2

おはようございます。
なるほど~。「セルフ」くんのこと、ちょっと分かりかけてきた感じがします。
以前、マラソンで入賞した選手が、「自分を誉めてやりたい」とコメントしま
したが、ひょっとしてそれも「セルフ」くんの仕業なのでしょうか。
by (2006-03-19 03:42) 

michaela

誉めることも実は評価。「自分を誉めてやりたい」という言葉はおそらく「サブパーソナリティ」からでしょう。
「セルフ」くんは、そっと見守っていたと思いますよ。
by michaela (2006-03-19 23:56) 

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