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感覚の不思議 [NLP]

2~3日前、外に出たら春を感じました。
肌に当たる風の柔らかさ、顔に当たる陽射しの柔らかさ・・・まだまだ冬と思っていても、立春が近づくと本当に春になるんだなぁ、と思いました。

さて、こんなことってありませんか?
  ある匂いを嗅いだとたん、懐かしい記憶が蘇った・・・
  本を読んでいると、場面が次々と映像のように頭に浮かんでくる・・・
  テレビの音や音楽を聞きながらでは、気が散って仕事や勉強ができない・・・

機能的に困難な人は別としても、私たちの多くは日々、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)をフルに働かせて生活しています。
そして五感を通して取り入れた外界の情報は、神経によって脳に伝達され、処理されます。

このとき、人によって視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、それに嗅覚・味覚・触覚をあわせた触運動覚(Kinesthetic)の3つのいずれかを優位に働かせていることが多いのです。
3つをバランス良く使っている人もいれば、どれかが突出して優位な人もいるかもしれません。
そしてもちろん、3つのうちのどれが優れている、ということは絶対にありません。

たとえば視覚優位(V)の人は、小説を読んでいても、あるいは人の話を聞いていても、まるで映画や絵を見るようにその場面が頭に浮かんできます。
聴覚優位(A)の人は、今話していたことを頭の中で繰り返したり、メロディーが頭に浮かんだりします。
そして触運動覚(K)優位の人は味や匂いに敏感だったり、身体に感じることに敏感であったりします。

つまり、「レストラン」という一つの言葉を聞いても、Vの人はお店の外観や中の様子、料理が美味しそうに盛り付けられた場面などを映像的に思い浮かべ、Aの人は食器の触れ合う音や人々の話し声、店内のざわめきなどを、そしてKの人はあたりに漂う料理の匂いや味を思い浮かべる・・・というわけです。

ある人が、とても象徴的な話をしてくれました。

 光を通すほどの、花びらの薄い感触を、目よりも指先が覚えた・・・と。

まさに美を体感した、素晴らしい表現だと思いました。
この人が薔薇を描くとき、視覚的に思い出そうとするよりも、指先で触れた花びらの感触や、とげの痛みを思い出そうとするほうが、素晴らしいイメージがわくのではないでしょうか・・・。

また、ある人は梅の花の香りに蘇った青春の思い出を話してくれました。
記憶を蘇らせるために、匂いが引き金になったのです。

このお二人がK優位かどうかは、これだけではわかりませんが、とても優先的に使っていることは間違いないでしょう。

あなたはどの感覚を優位に使っていますか・・・?

Special thanks to Leon & Tae.

参考:NLP(神経言語プログラミング)

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ren

初めまして^^
今日、バスのなかで「ある匂いを嗅いだとたん、懐かしい記憶が蘇る」
っていうことを考えていたんですよ。
これが、もしかして「シンクロニシティ」なのかと、ちょっと読んでて
ドキッとしました。
by ren (2006-02-03 22:03) 

michaela

renさん、ご訪問ありがとうございます!先ほどお邪魔させていただきました。
まさにシンクロニシティ・・・面白いですね!
by michaela (2006-02-04 00:08) 

leon

愛犬を見ていて、時々人間にはない優れた感覚を羨ましく思い、この感性を知的に使ったら、素晴らしい芸術が生まれるよ!と話しかけてます。
ミカエラさんの言葉から、感覚の研ぎ澄まされた方だと常々感じ、大きな刺激を受けてます。
今回、僕は【愛の夢】という作品を観て下さった方が、薔薇とともに音楽が聴こえてくるぐらいの想いを込めて、完璧な楽譜を描くことに挑戦しました。
ミカエラさんのように、感覚を研ぎ澄ませていきたいです。
by leon (2006-02-04 01:03) 

おはようございます。
わたしの場合は、あきらかに視覚優位のように思えました。
質問ですが、一台の車を見たとき、家内はナンバー・プレートの数字に興味をもち、わたしは車の形とか色とかメーカーとかに関心をもちます。これも「感覚」に属すること事なのでしょうか。
by (2006-02-04 06:31) 

武田のおじさん

おじさんのブログに来てくださり、ナイスまで付けていただき、ありがとうございます。
わたしは視覚優先のような気がいたします。美しいものを見るのが好きです。
by 武田のおじさん (2006-02-04 10:02) 

michaela

leonさん、楽譜を完璧に描くだけでなく、遊び心を入れてあるところがまた良いですね。あれがあるからこそ、一層生き生きとしてくるように思いました。
大作の完成ももうすぐですね!これもルーブルの大作への第一歩・・・。

cocoa051さん、いつもありがとうございます。
数字に興味をもつか、色や形に興味をもつか・・・これはどちらかというと性格論的なものかもしれませんね。あるいは、デジタル的なものに興味をもつか、アナログ的なものに興味をもつかという、右脳・左脳の働きとか。目からの情報という点では共通しているように思います。性格論にも「エニアグラム」というとても面白いものがありますので、いずれ紹介できれば、と思います。

武田のおじさん、ご訪問ありがとうございます。
確かにおじさんのブログには感性豊かな美しい写真がたくさんあり、楽しませていただいております。
「鏡の法則」はずいぶん話題になっているようですね。キャッチされたおじさんの感性に乾杯!
by michaela (2006-02-04 14:45) 

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