ストローク [交流分析]
人から人に与える刺激をストロークと言います。
ストロークには心地よいプラスのものと、そうではないマイナスのものがあります。
プラスのストロークの一番基本的なものは、微笑みかける、挨拶をする、暖かい言葉をかける、握手する・・・などでしょう。
「ありがとう」や「嬉しい」を言葉にして伝えることもプラスのストロークです。
それに対してマイナスのストロークは睨む、冷たい言葉を投げかける、殴る、どなる、おどす・・・などです。
もらいたいものではありません。
しかし・・・人間はストロークを必要とする生き物なのです。
もちろんほしいのは暖かいプラスのストローク。
でもそれがもらえないと、ないよりはまし・・・と無意識にマイナスでもいいからストロークを求めてしまうのです。
マザー・テレサが言ったように、「もっとも愛のない行動は無関心」。
誰からも振り返られず、マイナスのストロークさえもらえないと、人は生きて行けません。
ストローク不足になるとエネルギーも低下してしまいます。
プラスのストロークがもらえないからマイナスのストロークを求めてしまう・・・悲しいことですね。
何をしてもほめてもらえない子どもが、悪いことをすると叱られる・・・それもストロークですから、叱られるような行動を続けるようになってしまう・・・。
朝、起きたら「おはよう」と微笑みかけ、「ありがとう」を照れずに言う。
そんなことの積み重ねが実は大切です。
育ってきた道を振り返ったとき、愛情に満ちた暖かいストロークがたくさんもらえていれば幸せな気持ちを思い出せるでしょう。
たとえそうでなくても、今からでも遅くはありません。
ストロークがほしければ自分からもストロークを与える・・・プラスのストロークを投げ続ければ、自分にもプラスのストロークがきっと返ってきます。
プラスのストロークは与えても減ることはありません。
むしろ大きくなって返ってきます。
ストローク不足に気づいたら、まず身近な人にプラスのストロークをあげてみませんか?
とても参考になります。
わたしの場合、常に「接客」というテーマを持っています。アルバイトさんにもスキルとしての「接客」でない、ほのぼのとした心からの「接客」を求めたいのですが、なかなか伝わりません。「人対人」の関係ってホントに難しいですね。
by (2006-01-07 14:12)
そうですね、「人対人」、確かに難しいですが、希望は持ちたいですね。
コミュニケーションにも最初はスキルが必要な時もあります。それが次第に自分のものになれば、心からのコミュニケーションが生まれるのではないでしょうか。なにか参考になれば嬉しいです。
by michaela (2006-01-07 20:36)